スタッフブログ

2016年5月5日

クラスコントロール

こんにちは。日本語教師の平尾です。
先日、クラスで私語をして、呼び出された学生がこんなことを言っていました。
「授業中のわからないことを日本語で隣の人に聞くことは日本語の勉強をしているので私語ではないと思います。」
皆さんはこの学生が言っていることについてどう思いますか?
学生が言う通り、日本語を使っていれば、私語ではないのでしょうか。これは他の学生にとっては私語となり、迷惑ですよねぇ。
上手い言い訳をしたつもりなのでしょうが、そもそも分からないことを日本語がまだまだ上手くない隣の学生に聞いても、きっと完璧に解決することはありません。質問をした時の日本語は正しいのか、質問の答えとなる回答が得ら得るのか、目の前にプロの日本語教師がいるのですから、隣の学生に尋ねるのではなく、先生に尋ねるのがベストですよね。質問するときの日本語が間違っていれば、そのアドバイスも受けられます。まさに一石二鳥(?!)ですよね(^^)

日本語学校の授業はグループレッスンで、いろんな国籍の学生が一緒に勉強しています。日本語教師は日本語を教えるだけでなく、みんながきちんと授業を受けられるようにクラスコントロール、学生指導をしなければなりません。
クラスコントロールがしっかりできていないと、学生の日本語レベルを1年半から2年の学習期間で大学や専門学校へ進学できるレベルまで引き上げるのは大変です…。