スタッフブログ

2016年8月22日

「かな」の勉強

こんにちは。日本語教師の薄です。
NILSに7月生が入学しました。
NILSでは多くの学生が発音とひらがなの勉強から始めます。私はいつもは中上級のクラスを受け持つことが多いのですが、今回久しぶりにかなの授業を受け持ちました。
私が担当したのは濁音と半濁音でした。
発音の授業では、日本語教師が発音して、学生がリピートをし、発音が悪かったらよくなるまで練習を繰り返します。
「ざ・じ・ず・ぜ・ぞ」の練習が終わった後、「だ・ぢ・づ・で・ど」をし始めると、「じ」・「ぢ」と「ず」・「づ」の発音を微妙に変えている学生がいました。昔は発音に違いがあったこの2つのペア、今は違いがありません。しかし、外国人からしてみると、表記が違えば発音が違うだろうと思うのは自然のことですね。そういうポイントも教えます。
一見、簡単そうに思えるかなの授業ですが、発音を正したり、ひらがなを正確なバランスで書かせたり、ひさびさに入るとなかなか大変な授業でした。
日本語以外にも、授業中の姿勢や、プリントのファイリングの仕方、授業中のマナーなど教えることが盛りだくさんなのが、新入生の授業です。