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2018年3月29日

太宰府遠足~♪

NILSの上級生は、毎年太宰府へ遠足に行っているのですが、今年は卒業式前の最後の授業の日、3月2日に行ってきました。太宰府へは何度も行ったことがある学生も数名いたのですが、ほとんどの学生は初めて行くということでとても楽しみにしていたようです。

当日の朝9時30分頃、太宰府に着きました。まずは九州国立博物館へ行きました。「文化交流展示室」で旧石器時代から江戸時代までの日本とアジア、ヨーロッパの国々の歴史を感じる展示物を学生たちと見学しました。学生たちは初めて日本の博物館へ行ったので、色々興味深かったのか、火縄銃を見て、「あのガンに弾は入っていますか」と聞いてきたり、江戸時代の建物の模型を見て、「あの建物を建てるのに、いくらかかりますか」と聞いてきたり、面白い質問が多かったのでこちらも楽しかったです。

国立博物館を見学した後、太宰府天満宮へ行ってお参りをしました。学生たちは神社での参拝の仕方は当然知らないので、興味がある学生には一から教えました。鳥居で一礼、手水舎で手を洗い、口をすすいで参拝しました。その後、学生たちはおみくじに興味を示していたので、いっしょにおみくじを引きました。1~2年、日本語を勉強したとは言っても、まだまだおみくじに書いてある言葉は難しいので、わたしたち日本語教師が学生たちが持ってきたおみくじを簡単なことば(勉強したことば)に変えて、説明してあげなければなりません。これは学生が知っている言葉は何か、瞬時に判断して言葉を変えていかなければならないので、結構大変です(汗)こういうときはおみくじも翻訳が付いていればいいのに…と思ってしまいます(笑)その後、学生たちと池の鯉を見たり、屋台で食べ物を買ったり、ゲームをしたりしました。
屋台の中でも学生たちが気に入っていたのは射的でした。どうやら射的の景品のジッポライターが欲しかったようで、一生懸命ジッポライターに狙いを付けて撃っていました。ただジッポライター自体が重かったので、射的の弾が当たっても落ちることはありませんでした。学生たちはがっかりしていましたが、これもいい思い出だったと思います。その後はおみやげを買って、小郡に帰りました。

3月2日の太宰府は梅の花が咲いていて、とてもきれいでした。日本語教師は日本語を教えるだけでなく、日本の文化についても教えなければなりません。行き慣れた太宰府天満宮でも留学生と行くと、新鮮に感じることもいろいろあっておもしろいですよ♪