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2018年5月26日

平成もあと1年…

こんにちは。日本語教師の枝村です。
4月に入学式が行われ、5月のゴールデンウィークも過ぎ、先生も学生もドタバタしていた時期が終わり、普段の授業風景が戻ってきた感じがします。しかし、ホッと一息つく間もなく、上級生に関してはすぐに進学のことを考えなければいけない時期に入りました。NILSでは5月から本格的に進学のことを授業で説明、練習していきます。

ところで、来年5月1日から平成が終わり、新元号の年が始まりますが、この元号というのは留学生にとって難しいものの一つになります。日本人でも今は平成何年だったかなと少し考えないといけない人もいると思います(笑)が、それが外国人であればなおさら混乱してしまうと思います。さらには当校に在籍しているネパール人は母国ではビクラム歴という暦を使っており、西暦と和暦を合わせた3つを覚えるようなことになってしまいます。参考までに書くと、2018年はビクラム暦でいうと2075年らしいです。ややこしいですね (><)

 

普段の生活の中ではさほど気にしなくてもいいかもしれませんが、受験の際には留学生も願書を書かなければいけません。そして願書には記入日や誕生日などを平成〇年で書かなければいけないものが多くあります。願書記入の指導の際に学生から自分の誕生年の1997年は平成何年ですかと聞かれても私自身がパッと思いつかない場合もあります。ですから学生にいつ質問されてもいいように現在の私のデスクには西暦と和暦の早見表が貼ってあります (^_^)v ようやく和暦を理解した学生に関しても、さらに大正、昭和、平成を略したT・S・Hがあるので、どんどん留学生にとっては意味がわかりにくいものとなっていきます。そして来年の5月からは留学生にとって覚えるべき単語が一つ増え、自分の誕生日を平成で、願書の記入日を新元号で、とより難しくなっていくこととなります。しかし、こういったことも受験に際してあらためて指導していかなければいけません。

日本人にとっては当たり前に使っているものでも、外国人には難しいものや理解しにくいものがたくさんあります。留学生は勉強しに来ているのでそれらに留学生自身が気づき、理解していくことが一番理想ではありますが、留学生がつまづきそうなところを先回りして考え、サポートできるように準備することが日本語教師にとって大事なことだと思います。これからも身の回りのことにできるだけアンテナを張っておこうと考える5月でした♪