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2012年3月22日

喧嘩しているんですか?

NILSの日本語教師、石田です。

各国の言葉には発音やイントネーションとは別に、それぞれの国独特の発声法があります。休み時間に中国人の学生同士の会話を聞いていると喧嘩しているんじゃないかと思って心配になることがあります。甲高い声で大声で話すので日本人には怒鳴り合っているように聞こえるのです。

時々心配になって「喧嘩してるんですか?」と尋ねたりしますが、答はいつも「NO」。とても不思議な気がします。

逆に中国人が日本語を話すときはぼそぼそと囁くような発生をしがちですので、外国人から見ると日本人はぼそぼそ囁いているように聞こえているのでしょう。

一般的に日本語は他の言語に比べて抑揚が少なく母音が多いのが特徴で、母音が多い点ではイタリア語なんかに近いイメージで聞こえるのだそうです。

日本語のアクセントやイントネーションは日本語教師の指導によってしつこく矯正していきますが発声法そのものの訓練というのはなかなか無いですね。それぞれの国っぽい発声という観点は面白いかもしれません。