スタッフブログ

2020年5月13日

日本語指導を必要としている人ってどんな人?

皆さんこんにちは。日本語教師養成講座ニューヨークアカデミーの坪井です。
オンラインでのライブ授業開始してはや1ヵ月が経ちました。当初はオンラインで授業に参加する際に部屋の様子が映るのが…服装はどういう感じがいいだろうと、ちょっと悩んでいたのが懐かしい感じになってきました😅日本的なものかもしれませんが、学校の制服を着て、オンライン授業に参加して自宅でもメリハリを付ける!というような話もよく聞きますね。在宅で仕事や勉強をするにはいつも以上にオンオフの切り替え上手にならないと、と最近感じています😄

さて、今回は「留学生だけじゃない!日本語教育を必要としている人が増えている!」というテーマについてお話したいと思います。

 

日本語教育といえば、イメージしやすいのが、日本語学校や地域のボランティア教室での学習者に対する指導でしょうか。ここで学ぶ方の多くは母国で高等教育を終え、日本での進学や就職のため日本語学習をされていることが多いです。こういった方々に日本語を教えるのも日本語教師の大事な役割の一つですが、今、日本語指導が必要な児童生徒への学習支援という点も近年大きな課題になっています。

以下、文科省が行った、「日本語指導が必要な児童生徒の受入状況等に関する調査(平成 30 年度)」の結果についての概要をまとめてみました。
(文化庁HP「日本語指導が必要な児童生徒の受入状況等に関する調査(平成30 年度)」の結果について より)

日本語指導が必要な外国籍児童の調査人数です。
ここ10年で約1.5倍になっています。ただ、現状では全国各地で増えているというわけでもなく、特に機械工業が発達している地域で集住化し増加しています。

上記グラフは外国籍の児童生徒数で、以下は日本国籍の児童生徒数です。
(文化庁HP「日本語指導が必要な児童生徒の受入状況等に関する調査(平成30 年度)」の結果について より)

こちらはこの10年程で約2倍となっており、深刻な状況です。
こういった状況でH26年度から在籍学級以外での特別指導を行う「特別の教育課程」を導入し、ケアに動いていますが、日本語指導を行う担当は教員免許を有する者と規定されており、人材不足が起こっています。こういった場に日本語教師が指導補助者として活躍していくことが期待されますし、公認日本語教師資格がスタートすることでこうした人材不足の解決の糸口になるかもしれません。

こうした側面からも日本語教師は、日本語指導が必要な児童生徒への支援体制の拡充に欠かせない仕事にもなってきております。

もちろん実際に学校教育の現場でなく、ボランティアなどでこうした支援を広げていくことも必要ですね。

ニューヨークアカデミーではこういった日本語教育全般に関する課題や背景にある問題についても学ぶことができます。また、実習授業では少人数制によるきめ細かいフォロー体制を敷いておりますので、修了後に自信を持って現場での指導に当たれます。

ニューヨークアカデミーは日本語教師に興味のある方、目指してみたいという方にまずは授業見学や説明会の参加をお勧めしております。説明会はしばらくオンライン上で行うようにしておりますので、安心です。
ネット環境に合わせた形で行いますので、お気軽にお問合せ下さい。

★資料請求はコチラ⇒ https://www.ny-academy.com/contact/

★学校説明会のお申し込みはコチラ!⇒ https://www.ny-academy.com/seminar/

次回のブログもお楽しみに~♪♪