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2021年6月3日

公認日本語教師とは?(2021年6月時点の最新情報)

こんにちは、日本語教師養成講座 ニューヨークアカデミーの坪井です。
日本語教師の資格に関する調査研究協力者会議の中で、公認日本語教師資格についての動きがありました。最新の情報をまとめます。(2021年6月3日更新)

1.「公認日本語教師」になるには

まず、公認日本語教師になるための要件についてです。

① 指定を受けた養成講座で420単位時間の養成コースを修了
          or
  大学・大学院で日本語教育学を履修

② 修了後に、「区分横断的な複合問題及び聴解試験」に合格

③ 指定機関における教育実習を修了

 公認日本語教師に登録

今回の方向性の大きなポイントは、
・学士資格以上の学歴要件が外れた(大卒でなくても公認日本語教師を目指せる)
・指定機関を修了することで、筆記試験の「基礎的な試験」部分は免除とする
・現職の日本語教師が、公認日本語教師になるためには、原則、試験合格と教育実習が求められる
・更新講習は制度化を見送る

の4点です。
特に、一つ目の学士要件が見直されたこと、また、公認日本語教師資格と現在の日本語教師要件を満たしている方を別枠で検討しているという点は大きな動きかと思われます。
ただし、採用する日本語教育機関側で、採用の条件として大卒以上が求められることも考えられます。

2.今後の検討項目

ある程度の方向性は示されましたが、検討を要するとされている項目も多々あります。

・教育実習について
・現職の日本語教師の教育実習などの免除するなどの配慮について検討
他、公認日本語教師資格制度の詳細についても今後も議論、検討されます。

3.日本語教師を目指す?公認日本語教師を目指す?

今回の方向性で、現職の日本語教師と公認日本語教師は別枠として検討しているということが見えてきました。
日本語教師をこれから目指す方にとっては、公認日本語教師の資格制度が施行された後から始めた方がいいのか、始まる前がいいのか、迷われている方も多いかもしれません。

しかし、日本語教師に限らず、教師職は経験職としての側面が大きい職業です。
その点を考えると、早いうちに日本語教育機関などで、授業のスキルの向上や知識の蓄積を行える場に身を置く方が、いいと現段階では言えそうです。

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次回のブログもお楽しみに~♪♪