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2021年6月10日

韓国で日本語教師になるには

こんにちは、NYAの坪井です。
今回は海外で活躍している日本語教師の中でも最近人気の韓国で日本語教師になるには、について話したいと思います。

韓国での日本語教師求人を探すには

この1、2年で日本語教師の需要が急速に高まったことで、以前はほとんど見られなかった一般の求人サイトなどにも日本語教師の求人を目にするようになりました。海外の求人となると、一般のいわゆる求人サイトには掲載されることはまだ多くはないので、日本語教師求人を専門に扱うサイトを探す必要があります。
ニューヨークアカデミーの学校説明会の中でも紹介していますが、「日本語教師の集い」や「日本村」が日本語教師の求人サイトがあります。求人がまとめられていて探しやすく、韓国に限らず海外で日本語教師をしたいという方も一度覗いてみると色々と参考になると思います。
さて、韓国での求人もこうしたサイトに掲載されていますが、掲載されるとすぐに応募が殺到しているようで、早々に募集を締め切ることもよく目にするようになりました。なかなか、こうした狭き門をくぐり抜けるのは大変そうです。
ニューヨークアカデミーの養成講座を修了された方で韓国で日本語教師をされている方と話していると、やはり”紹介”という形で就職している方が多いようです。すでに働いている日本語教師の方からの紹介であれば、話も通しやすいですし、採用側も色々と安心する点が多いのだと思われます。


どんな日本語教師を求めているか

海外の、特にアジア圏の日本語教育を行う学校や機関では、現地で学ぶ日本語学習者がいるわけですが、それぞれの国でニーズが若干異なります。
例えば、韓国、中国などでは、日本の大学・大学院への進学や、日本での就職を目指して日本語を勉強している方が多い傾向にあります。
日本の大学に留学するためには、多くの大学・大学院、専門学校などが入学可否の判断材料にしているEJU(日本留学試験)という試験を受けます。このEJUには、日本語の試験はもちろんですが、高等教育に必要な数学・理科・社会・総合科目という試験を必要とする大学もあります。出題言語の選択は日本語か英語から選べますが、志望先によっては、出題言語は日本語を必須としているところもあるため、現地の学校でも日本語で、こうしたEJUの数学・理科・社会を日本語で教えられる方を求めていることも多いです。
日本語教師+理数科目が教えられる、日本語教師+社会が教えられる、など強みを持っておくと、採用に有利に働きそうですね。

経験はどの程度必要か

国内の求人は、留学生がいつ来日できるか不透明な状態が続いているため、すぐに授業ができる経験者を求める傾向が昨年から引き続いています。しかし、海外の求人は、未経験でも可の所も多く、熱意・やる気を重視する傾向にあるようです。
海外での生活になるわけですので、異文化に対する受容も必要ですし、新しい環境に順応できる柔軟さが大事だと言えそうですね。
経験については、ないよりもあった方がいいのは確かですので、海外の日本語教師を目指している方は、できるだけ早く現場で経験を積む、というのも一つ大切な点かもしれません。

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