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2022年5月18日

文化の違いも楽しめる – 日本語教師

こんにちは!日本語教師養成講座ニューヨークアカデミー大橋校の牟田です。

外はもう夏の気配…「春・夏・秋・冬」という「日本の四季」が、だんだんと薄れてきているようにも思います。私の子どもの頃は、エアコンが無くても扇風機やうちわでも過ごせていましたが、今ではそんなことはできません。昔から、俳句や短歌の中で詠まれてきた「季語」や、四季折々の日本の美しさを失いたくないですね…。

さて、日本人同士が外でたまたま会ったとき、「こんにちは。暑いですね」とか「昨晩の雨はすごかったですね。眠れました?」など、天気の話を会話の最初によく使ったりします。

しかし、外国人は、「やあ!元気?」と言うことが多い。と養成講座時代に、先生から、お聞きしたことがあります。
「文化の違いだ」と言ってしまえば簡単ですが、これはとても
大きな問題で、私が日本語教師になって、実感したことのひとつです。

日本は、「高コンテクスト文化」で、言いたいことを全て言葉で言い表さず周りのことや相手のことを考えながら会話をする、と言われています。ですから、相手の誘いを断るときの日本人のメールは長いらしいです。しかし、逆に「低コンテクスト文化」の国では、ストレートに言葉で言うので、「空気を読む」言語文化ではありません。極端ではありますが、前者の典型的な言語は、「日本語」で、後者は、「ドイツ語」だと言われています。

また、日本人は、「集団主義」でアメリカ人は「個人主義」だと、ステレオタイプ的に言うひともいます。もちろん、これは一般論ですし、時代の流れで、日本も段々と変わってきましたが、留学生が日本に来て、「日本の文化や日本人にうまく馴染めない…。」と悩む学生さんに出会うことがあります。でもこれは、当たり前のことです。そういう時には、学生さんたちの文化も尊重しながら、少しずつ日本の文化を無理なく紹介していき、自然に日本を理解し、日本の文化も受けとめ、取り入れていってくれるのを傍にいて見ていくのも、日本語教師として楽しいことであり、嬉しいことです。

また、逆に、学生さんたちは、自分の国のこと、特に、お祭りや結婚式のことなどを、一生懸命に話してくれます!たまに、スマホで写真を見せてくれたりして、授業中に盛り上がってしまうなんてこともあります!

日々、自分も勉強し、内省しながらの毎日ですが、学生さんたちとの休み時間の雑談が

私の楽しみであり、また、私に与えてくれるエネルギー、活力なのです。そして、その日々は、後々、懐かしい思い出となって蘇ってくるのです!

では、また、ブログでお会いしましょう!

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