スタッフブログ

2012年1月26日

“Yes,Sir!”

日本語教師養成講座担当の渕田です。

先日の日本語学校の授業での出来事です。
「課長、体調が悪いので、早退させていただけませんか」という課題文の練習をしていました。すると、アメリカ人のスティーブさんが「日本では名前で呼ばないんですか?」と質問します。「日本では役職で呼ぶことが多いですよ」と説明すると、「アメリカでは名前で呼んだり、Mr.○○と呼びます」という話になり、喧々囂々、ネパール人のチャンドラさんは「Sir,○○と呼びます」とのこと。「軍人みたいですね、日本語では『部長』や『先生』と役職や立場で呼ぶことを覚えてくださいね」と言うと、皆が「Yes,Sir!」と敬礼して教室大爆笑です。

日本語教師の現場にはこのような興味深い異文化交流がいっぱいです。学生たちもユーモアたっぷりの優秀な人が多いですね。日本語教師を目指している皆さん、一日も早く楽しい現場に立ってください。