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2012年12月12日

出席率

日本語教師の田中です。

 先日のこと、ある学生から
「出席率が悪いと進学できない、と先生に言われました。でも、専門学校の人は大丈夫と言いました。どちらが本当ですか?」
と尋ねられました。

進学「できない」」というのは極端な話ですが、担当の先生は「不利」だということを伝えたかったようです。

しかし、日本語学校で学ぶ留学生が大学や専門学校に進学する際、成績はもちろん大事なのですが、実はこの出席率は意外にも重要なのです。

実際、70~80%程度でも合格できる学校はありますが、やはりレベルの高い学校に進学しようと思うのであれば、「高成績+高出席率(ほぼ皆勤が当たり前)」は欠かせません。

また、留学生にとって出席率は在留期間の更新の際にも非常に重要なポイントなります。

少々成績が悪くても、在留期間の更新ができない、なんてことはありません。しかし、出席率が低いと入国管理局よりその理由を説明するよう求められることも。

病気やけがでやむを得ず欠席するケースもありますが、中には日本での生活に慣れ、気が緩んでついついサボってしまう学生も。

そんなことにならないよう日本語教師は学生の生活にも目を配りながら日々の指導を行っていかなければなりません。

元々、生活習慣が異なる国からの留学生。時間の感覚も違います。そんな彼らが今後、日本で生活するときに困ることのないよう、日本の習慣を一つひとつ身につけてもらわなければなりません。

日本語教師にとって大事な仕事の一つですね。