こんにちは。日本語教師の田中です。

今日、NILSでは卒業生を招いて　「進学相談会」　を行いました。

来年3月に卒業する学生を中心に、進学に向けての心構え、大学や専門学校での様子などを日本語で話してもらいました。

 まず驚いたのは卒業生の日本語が上手くなっていること。卒業して2～3年経ちますので、当然と言えば当然のことではありますが、やはり「うまくなったなあ」を感心してしまいます。中には、そうでもない学生もいますけど…。

 さて、本題。

卒業生がどんな話をしてくれたのか。

1. 日本語学校在学中にやっておくべきこと。もちろん勉強なのですが、「時間を大切にしなさい」と。今、この時間を無駄に過ごしてはいけないと。今やっておかないと、あとから後悔することになる、と。就職するには日本語能力試験N1やN2レベルが必要なので、今のうちからしっかり勉強しておかないといけない、と私たち教師が言うよりも先輩のナマの声は学生にしっかり伝わっているはずです。
2. 進学する学校はしっかりと選ぶ。どこでもいい、というのは絶対NG。どこでもいい、で受け入れてくれるような学校が良い学校とは限りません。むしろ、良くないことが多々あります。将来を考えて、しっかりと大学選びをするようにとの当たり前ですが、貴重なアドバイスをいただきました。
3. 大学について。どんな勉強をしているのか、どんな目標に向かっているのか。学生たちも自分自身の将来にかかわる大切なことです。何を身につけたいのか、どんな仕事をしたいのか、そんなことを先生たちに相談しながら、進路を決めましょうと。

当たり前のことですが、卒業生から聞く話は、学生にとっては新鮮なのでしょう。卒業生の話を真剣に聞いて、メモを取る学生も多く見られました。今日の話を今後に生かして、希望する大学や専門学校に進めるよう、私たち教師も気を引き締めて、指導しなければなりませんね。