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2015年1月6日

コツコツと…

こんにちは。日本語教師の薄です。
12月の中旬。第2回のEJU(日本留学試験)の結果が出ました。
1回目のテストから50点以上、成績を伸ばした学生もいました。そんな学生もいる一方、非漢字圏の学生はアカデミックジャパニーズの内容であるEJUの試験に苦戦しているのが、正直な現状です。教えている日本語教師にとっても、日本に来るまでは漢字をほとんど知らなかった学生をEJU受験までの1年から1年半で、日常会話からさらに専門用語での講義内容までを理解させる難しさに直面しています。

漢字を日常的に使用している日本人でさえ小学校~高校まで12年も学習してようやく漢字の読み書きができるようになるわけですから、漢字を知らない非漢字圏の学生にとって1年~1年半という期間はとても短いのは間違いないですよね。

しかし、先ほどの50点以上成績を伸ばしたという学生は、本当にコツコツと漢字の勉強を続けていました。このような学生の姿を見ると、1日1日の積み重ねることの大切さ、自分の限界は自分が頑張らなくなった時までなのだと実感します。