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2017年8月9日

小ネタ集

こんにちは、日本語教師の平田です。
日本語学校で働いていると今まで気づかなかったことやおもしろいことに遭遇します。今回はその中からいくつかお話いたします。

①おなか
ある日、体の部位の語い「髪、目、鼻、口」などを教えていたとき、「おなか」という言葉にアメリカ人の学生が反応して「先生、おなかの漢字はお中ですか。真ん中にありますから。」との質問。わたしは「あれ、ふつうはお腹だよな…。でも、この学生が言っていることも的を射ているので、お中というのもあるかも?」と思い、「そうですね。でも、漢字はお腹ですよ。ただ、あとで調べてみますね。」と一度、職員室に戻り、辞書を引いてみると、辞書にはしっかり「お中とも書く」と書いてありました。私は今までお腹のことを「中」と関連付けて考えたことがなかったので、目から鱗、教室に戻って、すぐその学生に訂正(^^;
わたしは今までこんな発想がなくとても驚いたことを伝えました。すると、その学生はとても満足そう♪でしたが、私は自分の勉強不足をとても反省しました(><)

②「はい」と「いいえ」
わたしが日本語教師を始めたばかりのころ、「わかりましたか。」と聞いても首を横に振るネパール人の学生が…。「おかしい」と思って、「YESですか」、「NOですか」と聞くと、「YES」と言いながら首を横に振っているのを見て、「あ~、この国のYESは首を横に振る仕草なのか!」と気付かされたことがあります。

最近、上級生でもその首を横に振る仕草をしている学生がいて「皆さんはよくYESのときに首を横に振りますが、それは日本人には伝わらないので、日本人と話すとき『はい』は首を縦にふりましょうね」と教えました。すると、学生から

「それはわかりましたが、日本人の『いいです』『大丈夫です』はYESの意味ですか、NOの意味ですか」

との返し。確かに留学生にとって「いいです」「大丈夫です」のニュアンスはわかりにくいものですよね。学生には「いいですか」「大丈夫ですか」と聞かれたときの「いいです」「大丈夫です」は、「はい」の意味ですが、コンビニなどで「お箸をつけますか」「温めますか」と聞かれたときは「いいえ」の意味で使うことが多いこと、また「今からごはんを食べに行きませんか」など、誘いの場面ではどちらの意味でも使うので、表情や次に続く言葉で判断するしかないと教えました。そうは言っても、「はい」なのか「いいえ」なのか、その場で判断するのは、留学生にはなかなか難しい問題だなと気付かされました。

③辛いのはお好き?
ここ最近、学生数が増えたこともあり、学校付近だけではなく天神などの繁華街で在校生や卒業生とばったり会うことが多くなりました。こないだは新入生が20人ぐらいで天神の地下街を歩いていて、声をかけると「みんなで海に行ってきたが、帰り道がわからなくなった(><)」とトホホな答え。帰りの電車のホームまで案内しましたが、せめて帰り道はなにかにメモをしておいてほしかったです…。 また別の日、ブルネイの学生と中国の学生が天神を歩いていたので、声をかけると「ボウリングに行った帰りで、おいしい物を食べたいので探しています。先生、なにか知りませんか。」と聞かれました。そこで最近ハマっているスリランカのカレー屋さんを紹介。次の日、感想を聞くと中国の学生は「辛すぎる」、ブルネイの学生は「私の国のカレーによく似ていて、懐かしかった(^^)」と言われました。ブルネイの学生はともかく、中国の学生には辛いものが大丈夫かどうか、先に聞いとけばよかったなと(^^;

このように日本語教師をしていると、こちらが教えることばかりではなくていろいろと気付かされること、発見も多いです。まだまだこのようなエピソードは尽きません。また次回、お楽しみに♪