スタッフブログ

2017年7月31日

名前を覚えよう!

こんにちは。日本語教師の平尾です。
今、私は120人の学生に日本語を教えています。教えているクラスは5クラス以上です。週に1回しか教えていないクラスもあり、授業内だけではなかなか名前が覚えられません(><) 外国人の名前は耳慣れない名前も多いので、やはり日本人の名前を覚えるよりも難しいです。名前を覚えていないと学生のことがよく見えなかったり、授業がスムーズに進められなかったりすることもあり困ってしまうことも...。まだ名前を覚えられず、授業で当てるときに、視線や手を使って指したり、座席表をちらっと見て指したりしてしまうことがあります。 そんなときは申し訳ないなぁと思います。名前を呼ばれないで指名されたとき、学生はきっと「先生は名前を覚えてくれていない」と思っているはずです(^^; 日本語教師にとって名前を覚えることは大切な仕事です。名前を覚えているのと覚えていないとでは先生と学生の関係は大きく変わってきます。人数が多いと学生全員の名前を覚えるのは確かに大変です。覚えたと思っていたも間違ってしまうこともあります。でも、いつも視線や手を使って指名したり、名前を呼ばないで声をかけるよりもいいと思います。間違っても、謝って、正しい名前で呼びなおせば、名前を覚えようとしている思いは学生に伝わるからです。

皆さんは学生の名前をどうやって覚えますか。座席表の作成、出身国や特徴、印象をなどをメモする、顔写真を利用する、教師も学生も名札をつけるなど名前を覚える方法はいろいろあります。私は座席表や顔写真を利用しながら、学生の特徴や印象名前を覚えます。それでも覚えられない場合は話しかける前に名前を確認して、名前を呼んで話しかけたり、配布物の返却をするときに名前を呼んで返却したりしています。こうして顔を見ながら名前を呼ぶとはやく覚えられます。

カーネギーの「人を動かす」という本によると名前は当人にとって最も快い最も大切な響きを持つことばだそうです。話しかけられるときに「ねぇ」とか「ちょっと」と言われて話しかけられるよりも「〇〇さん」と名前で呼ばれたほうがいいですよね?学生も「ねぇ」、「ちょっと」と呼ばれるよりも名前で呼ばれたほうが教師に対して親近感を持ってくれます。学生との関係をよりよくするためには名前を覚えることは必要不可欠なことなのです。
  
とは言いつつ、まだ名前を覚えていない学生がいるので、いろいろな方法を駆使してはやく名前を覚えたいと思います。
※NILSには今、同姓同名の学生が2組いますが、こんなときはもっと大変です(><)