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2018年8月1日

EJU、JLPT、進学ガイダンス

こんにちは。日本語教師の枝村です。

6月から7月にかけて上級生は受験シーズンに向けての準備期間でした。
6月にEJU(日本留学試験)というテストを受けます。これは日本の大学で勉強できる能力があるか測るテストです。このテストのスコアによって受験できる大学が決まりますし、スコア次第では大学が受験できるかどうか左右されるので、留学生にとっては大事な試験になります。それが終わると7月に今度はJLPT(日本語能力試験)というテストがあります。これはN1~N5までのレベルがあり、日本語のレベルを測るテストです。どちらも大事な試験でNILSでも事前に模擬テストや対策授業を行っています。まだどちらの結果も出ていませんが、学生は試験の結果を待つ一方で、進学先の情報収集に励まなければいけません。

7月5日には久留米で行われた約40校の大学・専門学校が集まる進学ガイダンスがあり、学生は1時間半の間に複数校の先生から、試験や学費の説明を一生懸命聞き、自分の進学先を探していました。学生にとっては初めて大学や専門学校の先生と直接話すチャンスでもあり、ようやく受験に対する実感がわいてきたようで、時間ギリギリまで大学・専門学校の先生と話をする学生の姿が印象的でした。
このように学生が頑張ってくれているので、私もできるだけ学生のサポートができるように情報収集につとめ、いくつかの専門学校にはNILSに来ていただき、校内説明会を企画したり、大学・専門学校の説明会に授業の合間を縫って参加したりしています。

先日は九州産業大学の説明会に参加したのですが、NILSから進学した現在4年生の学生と偶然会い、「先生、内定をもらいました!」とうれしい報告を聞くことができました\(^o^)/ また、現在1年生の学生とも会ったのですが、こちらは慣れない大学生生活が始まったばかりで、「先生、大学での勉強は本当に大変です。心が折れそうになりました。」という本音も聞くことができました。今は大学生活も楽しくなり、クラブ活動にも参加しようかなと意欲を見せていますが、最初の1か月はわからないことだらけで苦労したそうです(;^_^A さらに別の機会には福岡女子大学に進学した学生とも会え、順調に奨学金も得ながら勉強できているという状況に日本語教師としての喜びを感じました。

このような先輩たちの声を後輩にも伝え、より高い目標を持って前に進んでくれることを願いながら、いよいよこの8月から本格的に動き出す大学・専門学校の受験に向けて、学生と共に気合を入れて頑張りますp(^_^)q