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2020年12月16日

漢字だけじゃない、今年を表す言葉

こんにちは、日本語教師養成講座 ニューヨークアカデミーの坪井です。
「今年の漢字」が12日に発表されました。
今年は、「密」が選ばれましたね。

この一年間の世相を振り返って漢字1文字を選ぶイベントは海外でも行われているそうです。

日本生まれのこのイベントは今では、中国、台湾、シンガポール、マレーシアなどの漢字圏で同様に年末から年明けにかけて発表されるようですよ。現時点では、台湾では、「疫」 が選ばれたようです。他の国ではどんな漢字が選ばれるのか、チェックしてみるのも面白いですね(今年はコロナ関連しかなさそうですが…)

ちなみに、漢字圏でない国では、「今年の単語」 が選ばれているそうです。
アメリカでは、2020年を象徴する単語はpandemic うーん、納得。
2019年はthey …?なんだろう?と思って調べたら、特定の性別には分類されない、第三の性(ノンバイナリー)の人々がheやsheの代わりとして使う言葉として浸透してきたそうです。
同じく英語圏のイギリスではlockdown うーん、これまた納得。
フランスでは、毎年、「言葉祭り」というものが開かれているそうで、その際に今年の単語が選ばれるそうです。
なんだか素敵なお祭りですね。

今年は、confinementという「閉じ込め」「隔離」を表す言葉で、今では、原子力事故対応時や化学災害などが起こった際に使われる言葉が選ばれました。
そういえば、今年何度となく使っている、検疫を表すquarantine とう英単語はフランス語の40を表すquarante が語源なんだとか。中世でペストが発生した船舶の乗組員は40日間上陸できなかったそうで、そこからこの言葉が生まれたようです。
オーストラリアは、isoが選ばれました。ん?ISO規格がなぜ?違うようです。
Self-isolationのisoだそうです。

やはり今年はコロナ関連の言葉が多いですね…。

密という漢字は、部首が うかんむり で家を表し、 必 で ぴっしりと(博多弁では、ぴしゃっと)閉じた状態、山に籠って という成り立ちだそうです。
この言葉自体にも、閉じこもるの意味が含まれているので、今年を表す漢字としては、ぴったりなのでしょうか。

ニューヨークアカデミーの、語彙表記という科目では、漢字の成り立ちについても学べます!
来年は、もう少し明るい漢字が選ばれるといいですね。

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