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2022年9月12日

和の色

こんにちは。日本語教師養成講座ニューヨークアカデミー福岡大橋校の緒方です。

皆さん!先日の中秋の名月はご覧になりましたか?
今年は広い範囲で美しい月が見られたようです。
中秋の名月は十五夜とも呼ばれ、月が一年で最も美しい日とされています。
今年は9月10日(土)が中秋の名月にあたり、私もその美しいお月様をしっかりと堪能いたしました。夜空に浮かぶまんまるなオレンジ色に輝く月はどこか神秘的で、その美しさにすっかり魅了されてしまいました。高台から眺めていたので、月の美しさ同様、その下に広がる町明かりもまるで宝石箱のようで美しかったです。
様々な色のきらめきを見ていると、当然のことですが、色彩を認識できるって素晴らしいことだと改めて感じました。もしこの世界に色がなかったら、白黒の世界だったら、こんなに感動することもないはずです。色のある生活って本当に素敵です♪

色といえば、日本には「和色」というものがあります。
「和色」とは、日本文化特有の色彩感覚にもとづいた色、または過去の歴史資料において出典がある日本固有の伝統的な色のことです。
歴史の流れの中でつけられた和の色は、名前も美しく優雅です。
日本の自然や文化から生まれた美しい伝統色で今でも私たちに馴染みがあるものを一部ご紹介します。

和色の名前の由来には植物や動物・鳥、鉱物など自然界にある様々なものがあります。

植物から・・茜色、萌黄色、若草色、山吹色、桜色、藤色、小麦色
果物から・・橙色、檸檬色、柿色、桃色
動物から・・鼠色、鶯色、玉虫色、象牙色、濡羽色
鉱物から・・瑠璃色、琥珀色、珊瑚色、砂色
その他・・紅色、朱色、小豆色、藍色、灰色

これらの色の名前を聞いたとき、日本人であれば、すぐにその色がどんな色なのか頭に浮かぶと思います。
例えば、「茜色の空」と聞けば夕焼けに赤く染まった西の空が思い浮かぶのではないでしょうか。赤とは違う色合いの沈んだ赤色や暗赤色のイメージが広がるはずです。
このように繊細な表現ができるのが和色の特徴です。
古来から感性豊かな日本人が、自然の中から繊細な色の世界に目を向け、それを表現してきたのです。
今では外来語に置き換わってあまり使われなくなった色名もありますが、日本人の美の心が生みだした和色はいつまでも残しておきたいものです。

 

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